鎌倉にある、ミシェラン星付きの懐石料理屋や、予約が半年取れないと言われているフレンチに、少し前まで割と定期的にお誘いがあり、食事させていただいた。華やかだったし、他のお客様もセレブばかり。でも、それらの店は堅苦しすぎなく、しかし、キリッとしたお料理とお酒でさすが名店!そんな場でも、ずーっと料理や、店をやりたいと思って生きてきたので、毎回毎回、考えながら食べてしまう。職業病ですね。そんなのは日常ですが、この名店の人たちがどうしてるのか、、ここまで来るのに、絶対に大変な苦労があった、それを今吐き出して成功しているに違いないと感じ、何度か通った時に質問をしたんです。その、お店もご夫婦で営業されてて、お子さんがいると。あ、うちと一緒。では、必ず付きまとう夜の飲食業で子供どうする問題。
少しお酒も入った勢で、店主のプライベートに切り込んでみた。「その時、子供たちはどうしてたのですか?」さすがに、星付きの店の華やかな店主に、この質問を投げかける人はいなかったのだろう。2秒くらい止まった。
それから、話し始めてくれて、家で待たせてましたよ、って。少しさみしそうに。そう、ある程度、何かを大きなものを犠牲して、成功を手に入れることって、やっぱりあるんだと、思った。まさにうちもそうだった、
厨房の奥の一畳くらいの狭い部屋に、小学校6年5年3年の、3人をiPad持たせて、ウチら2人が終わるのを待たせてた。店が忙しくおそくなれば、途中で寝てしまい、疲れた体で、おんぶして帰った。
そんな子たちも、上2人は大学生になる。下の子も高校2年になる。必死だった。そして、今、輝いてる店、有名な人たちも、大きな犠牲と努力があったのだろうと思う。
まずは行動、ではまた明日。
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