太陽にたどり着くまで・13

転職、転職で今度は、今まで全くのプレーヤーな立場を、人や会社を動かす視点から見てみようということで、有料老人ホームの食事委託業という会社です。料理内容はホームの食事なのであまり難しいものでは無いのですが、一人一人の食事制限や摂取してはいけない成分や、形態がある。現場仕事は、難なくこなし、現場のチーフに任せ、自分は、星川、洋光台、吉野町、深大寺という4店舗の管理をやることに。さて、管理とは。とにかく全ての事務仕事からメニュー作成、パート管理から給与計算までも。それを、現場のチーフの休みの穴埋めを毎日しながら、現場を終わってから事務所に戻ってきて行う。ちなみに、朝は朝食があるので最低でも6:00には、現場入り。夕食が19:00提供。これを一人でやるだけで、ブラック企業。

終わってから、事務所でパソコン。。真っ黒なブラック企業。休みは月1日。確かに勉強になったが、流石に体力の限界。睡眠時間はなし。深大寺の日は地獄。朝、というか夜中の3:00に逗子を出て、高速で深大寺に向かう。当然、途中で眠くなる。第三京浜でフラフラして、トラックのクラクションで起こされる。玉川インターの脇で、10分寝る。深大寺へ再出発。

有料老人ホームで食事の時間が遅れるとか、絶対に許されなくて、遅れたり間違ったものが配食されると、大騒ぎで相手支配人に、応接室に呼び出され、始末書や改善書を書かされ、平謝り。下請けである。料理畑でしか育ってない自分が、元銀行支店長クラスの人間と対峙する構図。理責めの論破。責任の在りどころ。

そんな毎日をしばらく続けると、やはりこうなる。

2時間睡眠を3日続け、最後には夜中の2時に家に近くで過労居眠り運転で、コンクリートの壁に突っ込む。車は大破、廃車。幸い自分は右肩に違和感が残ったが無事に済んだ。

しかし、頭がおかしくなっていると人は気づかず、視野が目の前しかなくなり、「自分が悪い」思ってしまう。すごい体験をした。それでもそれから3ヶ月位続けた。辞めてはいけないものと信じてた。ふと、ネットで雇用の法律を読んだ。辞めても良いことに、ここで気づく。これくらい盲信してしまう。

とにかく、脱出しよう。次も決まってないしアテもなくとりあえず退社した。子供3人、家のローン、考えることはたくさんあったけど、その時、「大丈夫だから、しばらく休んで」と、妻から熱い声。

精神崩壊と体調不良。全く何もしないでいてみることにした。

 

まずは行動、ではまた明日。

コメント

タイトルとURLをコピーしました